・・・わたしはあなたに命じたではないか。強くあれ。雄々しくあれ。恐れてはならない。
おののいてはならない。あなたが行くところどこででも、あなたの神、主があなたとともに
おられるのだから。」・・・ （ヨシュア記1章9節）
新しい年を迎え、皆さんはいかがお過ごしでしょう。いろいろな課題や目標に向かって、心を新たにした方もおられるでしょう。また、世の動きを心配し、不安に心を痛めておられるかもしれません。神は神に選ばれたイスラエルを通して、今を生きるわたしたちに語り続けておられます。そのメッセージをしっかり受け止めていくと、今も働かれている主を体験することが出来ます。
アブラハムを選ばれた主は、その歩みの中でいろいろなチャレンジを与えられます。それは彼らが生きるため、また祝福を得るための新しい挑戦でした。イスラエルはヨセフを通してエジプトに導かれ数を増やしますが、モーセの時に、神の助けによって約束の地に向かってエジプトを脱出します。イスラエルは民の不信仰のために荒野で40年を過ごしますが、モーセもまた神に従いえなかった罪のゆえに、約束の地を目の前に見ながらそこに入ることを許されませんでした。ヨシュアはこのモーセの後に立てられたリーダーであり、神はモーセと同じように、今日のみ言葉の約束を与えられたのです。
新しい年を迎えるにあたり、神はわたしたち一人ひとりにも約束を与え、チャレンジを与えてくださっています。能登地震から１年、東日本から14年、また阪神淡路から30年を数え、振り返るとわたしたちの生きている世界が不安定で危険に満ちていることをあらためて思います。だからこそ神は、新しい時代のためにわたしたちを選び、どんな時にも共にいてくださる主を見上げて神の導きに聞き従う、希望と喜びの使者として立ててくださっているのです。
自分を見れば、その歳や力、知識や意思、あるいは病や人間関係の稚拙さを思ってがっかりし、隠れてしまいたくなるかもしれません。しかし神は弱く小さなわたしたちの内に働いて、神の御業をあらわしてくださいます。なぜなら、わたしたちのこうした力は主からくるからです。