『あなたがたを受け入れる人は、わたしを受け入れるのです。また、わたしを受け入れる
　　　　人は、わたしを遣わされた方を受け入れるのです。預言者を預言者だからということで
　　　　受け入れる人は、預言者の受ける報いを受けます。また、義人を義人だからということで
　　　　受け入れる人は、義人の受ける報いを受けます。まことに、あなたがたに言います。わた
　　　　しの弟子だからということで、この小さい者たちの一人に一杯の冷たい水でも飲ませる人は、
　　　　決して報いを失うことがありません。』
　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　10章40～42節）


　コロナに振り回されているうちに、気が付けば六月を迎えていました。会議などで遠出することもなくなり、
新しい日常が定着してきています。その中で、与えられている信仰の奥深さを、あらためて教えられていま
す。神はわたしたちを見える部分だけで評価されず、むしろわたしたちが神をどのように受け止め、信頼し
ているかを見ていてくださいます。だからこそ上辺を見て一喜一憂してしまうわたしたちを、日々の歩みを
通して優しく教え、目に見えなくても決して変わることのない神を信頼する生き方へと導いてくださるのです。
わたしたちの内にあって共に生きてくださっている主は、わたしたちと一つです。だからこそ、わたしたちを
受け入れる人を主は受け入れてくださいます。同じように、わたしたちが誰かを主のゆえに受け入れるなら
ば、主はそれを喜び報いをもって応えてくださいます。主はわたしたちと だけでなく、いろいろな所に共にい
て、わたしたちに報いを与えようと、愛の行為を待っていてくださるのです。大きな主の存在を、今まで以上
に信頼しようではありませんか。

神による報い　（マタイによる福音書　10章40～42節）

　2021年6月6日礼拝にて