『・・・・・「恐れるな、ザカリヤよ、あなたの祈が聞きいれられたのだ。あなたの妻
　　　　　エリサベツは男の子を産むであろう。・・・・・、「どうしてそんな事が、わたしに
　　　　　わかるでしょうか。わたしは老人ですし、妻も年をとっています」。・・・・・、
　　　　　「わたしは神のみまえに立つガブリエルであって、この喜ばしい知らせをあなたに
　　　　　語り伝えるために、つかわされたものである。時が来れば成就するわたしの言葉を
　　　　　信じなかったから、あなたは口がきけなくなり、この事の起る日まで、
　　　　　ものが言えなくなる」。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　1章8～23節）


　毎年この季節になるとイエス･キリストの誕生を記念するクリスマスを覚え、それにまつわる いろいろな
出来事を学んでいます。それは、神のわたしたちに対する愛と祝福の計画、すなわち全世界の人々の救
いのためのメッセージです。ザカリヤとエリサベツは信仰の人でしたが子供が与えられていませんでした。
彼らが年をとり子供を望まなくなったとき、神はザカリヤに男の子の誕生を告げられます。神の使いに出
会っても、そのメッセージを信じることのできなかったザカリヤでしたが、神はザカリヤとエリサベツを通し
て、彼らの子だけでなく、人々に神の約束を信じて待ち望むべきことを教えられたのです。人々は口が利
けなくなったザカリヤを通して神の存在に気が付いていきます。聖書は神についてのすべてを教えている
わけではありません。むしろわたしたちは聖書を通して、現実に存在される神を知り、その神を信頼して
共に生きることを教えられるのです。すなわちわたしたちは、この世の知恵や知識によるのではなく、生き
ておられる神を信じることによって、この世に勝利することができるのです。ザカリヤやエリサベツが経験
したことは、わたしたちもそれぞれの人生で経験することであり、神はわたしたちに対して愛を持って寄り
添い、わたしたちが神を信じて立ち上がるのを待っていてくださるのです。今年はコロナを通して世界中が
神のチャレンジを受けています。あなたの土台は何でしょう?　そこに将来と希望を見ることができるでしょ
うか？ あなたが考えてたり理解していることではなく、あなたが頼っているものが土台です。神だけを信じ
る信仰によって一歩を踏み出そうではありませんか！

あなたの祈りが聞き入れられた　（ルカによる福音書　1章8～23節）

　2020年11月29日礼拝にて