『・・・・・すべての訓練は、当座は、喜ばしいものとは思われず、むしろ
　　　　悲しいものと思われる。しかし後になれば、それによって鍛えられる者に、
　　　　平安な義の実を結ばせるようになる。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　（ヘブル人への手紙　12章11節）


　わたしたちはこの手紙を通して、信仰の大切さと、信仰を働かせる時の覚悟を学ぶことができ
ます。すなわち『信仰とは、望んでいる事がらを確信し、まだ見ていない事実を確認することであ
る』とあるように、信仰によって神に従った人々を通して、たくさんの神の業を見せてくださいまし
た。すなわち彼らは、望み得ないものを望み、信じ得ない時にも、神を信じて待ち望んだのです。
そして神はその信仰を喜んでくださったのです。しかも神はイエス･キリストとしてこの世に来てく
ださり、わたしたちが生きる者となるために十字架にかかって死んでくださったのです。このキリ
ストの苦しみによって神の愛と真実とを知ることができます。イエス･キリストは先に用意されてい
る喜びによって、十字架の苦しみを耐え忍んで下さったのです。だからこそわたしたちも覚悟を
持って信仰の戦いを戦わなければなりません。わたしたちが神に従おうとする時、いろいろな困
難や痛み、時には迫害を経験することになります。しかし神はすべてを知っておられ、わたしたち
がこの神の用意された訓練を耐え忍び、やがて平和な義の実を豊かに結んでいくように導いて
くださるのです。 わたしたちの救いのために神がどんなに大きな愛、犠牲を払ってくださったか
を忘れずに、わたしたちもまた信仰の歩みをしようではありませんか。

平安な義の実を結ばせるために！　（ヘブル人への手紙　12章11節）

　2020年11月22日礼拝にて