『・・・・・すべて重荷を負うて苦労している者は、わたしのもとにきなさい。あなたがたを
　　　　　休ませてあげよう。わたしは柔和で心のへりくだった者であるから、わたしのくびきを
　　　　　負うて、わたしに学びなさい。そうすれば、あなたがたの魂に休みが与えられるであろう。
　　　　　わたしのくびきは負いやすく、わたしの荷は軽いからである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　11章28～30節）


　神はマタイを通して、イエス･キリストの生涯が父なる神を証しするものであり、どんな中にあっても主に信頼
する者に希望があることを教えてくださいました。弟子たちはこの主の約束を信じ平安を得ていましたが、それ
はイエス･キリストが共にいてくださることによる安心であり、主の姿が見えなくなった時、彼らは悲しむことにな
りました。わたしたちも、今もっている平安が目に見える希望によって得られているものであれば、どんなに神
を信じているつもりでも、やがて不安に押しつぶされてしまいます。わたしたちが知らなければならないのは、
神がわたしたちを愛して願いを聞いてくださるのではなく、何ものによっても奪われることのない真の安心を手
に入れるために、わたしたちに一番必要な経験を与えられることを、知ることです。わたしたちにはわからなく
ても、神は知っておられるのです。すなわち神は、わたしたちのどんな重荷や苦しみも共に背負ってくださり、
わたしたちが神を信頼することを、心から喜んでくださるのです。あなたの重荷は何ですか？ 神がその重荷
を背負ってくださっていることを信じ、その御業を期待しようではありませんか。

主によって与えられる休息　（マタイによる福音書　11章28～30節）

　2020年9月27日礼拝にて