『・・・・・ 万物の終りが近づいている。だから、心を確かにし、身を慎んで、努めて
　　　　祈りなさい。何よりもまず、互の愛を熱く保ちなさい。愛は多くの罪をおおうもので
　　　　ある。不平を言わずに、互にもてなし合いなさい。あなたがたは、それぞれ賜物を
　　　　いただいているのだから、神のさまざまな恵みの良き管理人として、それをお互の
　　　　ために役立てるべきである。・・・それは、すべてのことにおいてイエス・キリストに
　　　　よって、神があがめられるためである。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ペテロの第一の手紙　4章7～11節）


　わたしたちは与えられた賜物を生かしているでしょうか？ また、与えられている命を輝かせている
でしょうか？ わたしたちは日々の生活の中で、いろいろなきまりや責任によって縛られています。こ
の束縛を乗り越えて自分の目標を実現していくには、失うことを恐れない心が必要です。けれども一
見豊かで平和な世界に置かれていると、つい現状に流されてしまいます。そのような中で自分や近く
にいる人に与えられる困難は、わたしたちの心を揺さぶり、新しい一歩へと押し出します。わたしたち
は、時代の大きな変化の中に置かれています。だからこそ当たり前と思っていたことが恵みであるこ
とを教えられるのです。わたしたちはこの時代に生かされている者として、しっかりと神につながり、互
いに愛し合うこと、そして、与えられた賜物やチャンスを見逃さず、それを生かすことが大切です。多
くの場合、隣人を愛し支えることによって神の大きな愛を分かち合い、神がわたしたちの罪を赦し、永
遠の命の希望を与えてくださっていることを共に喜ぶことができます。わたしたちはこのように、希望
を告げ知らす働き人として立てられているのです。イエス･キリストによって与えられている愛によって
罪を赦していただくだけでなく、多くの罪をおおう者とさせていただきましょう。

愛は多くの罪をおおう　（ペテロの第一の手紙　4章7～11節）

　2020年8月23日礼拝にて