『・・・・・ あなたがたは、聖書の中に永遠の命があると思って調べているが、
　　　　　 この聖書は、わたしについてあかしをするものである。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネによる福音書　5章39節）


　人だけでなく、この世に生きるありとあらゆるものは、限りのある命を生きています。けれども人は、
いつの時代も永遠の命を求めています。なぜでしょう？ 神はわたしたちにこの世で生きる命と共に、
永遠の住まいも用意してくださっています。もしわたしたちを造られた神を否定するならば、わたした
ちは自分の失敗や弱さを後悔しながら永遠を生きなければなりません。しかし神は、わたしたちを愛
して近付いてくださり、むしろわたしたちが、罪深い存在であることを教え、それを赦して平安と自由
を与えて下さるのです。神はイエス・キリストを通して、「わたしはこのようにあなたを愛します」と十字
架の道を進み、わたしたちの罪の罰を背負って死んでくださいました。今に生きるわたしたちは、聖
書を手にすることができますが、大切なのは聖書ではなく、聖書が証している神であり、その愛の証
としてこの世に来てくださったイエス・キリストなのです。わたしたちがどんなに知識や経験を積んで
いたとしても、神がわたしたちのために遣わしてくださった救い主を受け入れ、共に生きることが大
切なのです。わたしたちが神の用意してくださったイエス・キリストによって神の前に平安をいただい
ているからこそ、永遠に対しても希望と喜びを持つことが出来るのです。

イエス・キリストによる永遠の命　（ヨハネによる福音書　5章39節）

　2020年6月14日礼拝にて