『そのとががゆるされ、その罪がおおい消される者はさいわいである。主によって
　　　　　不義を負わされず、その霊に偽りのない人はさいわいである。 ・・・・・悪しき者は
　　　　　悲しみが多い。しかし主に信頼する者はいつくしみで囲まれる。正しき者よ、主に
　　　　　よって喜び楽しめ、すべて心の直き者よ、喜びの声を高く あげよ。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（詩篇　32章1～11節）


　今年に入り、新型コロナウイルスによって、今までの社会生活の基準が変わりました。教会でも、
礼拝の方法や信仰生活のあり方などが問われています。けれども 福音や、神のわたしたちに対
する愛が変わったわけではありません。むしろ神は、今も昔も変わることのなく愛し、導いてくださ
っています。もしわたしたちが今、不安や恐れを感じているとするならば、わたしたちが神から離
れてしまっているからであって、その原因はわたしたちの内にある罪です。しかし神は、この罪か
らわたしたちを解放し自由を与えるために、イエス・キリストを与えてくださったのです。わたしたち
が、目に見える平和や豊かさに心奪われ、救い主であり、隠れ場でもある神を遠ざけていたのな
ら、今一度神に帰ろうではありませんか。わたしたちはそれぞれ神から与えられた性質を持って
いますが、そこに優劣があるわけではありません。むしろいろいろな賜物を持った人々が繋がっ
て神の体なる教会を形成していくのです。教会に一部の人々だけが集まるだけで、満足してしま
っていないでしょうか。神はわたしたちを教え、行くべき道を示し、さとしてしてくださいます。神か
ら離れるものは悲しみが多く、信頼するものは慈しみで囲まれるのです。わたしたちは主によっ
て繋がれてひとつにされていることを覚え、主を心から喜ぼうではありませんか。

主によって喜ぶ　（詩篇　32章1～11節）

　2020年6月7日礼拝にて