『・・・・・イエスがはいってきて、彼らの中に立ち、「安かれ」と言われた。
　　　　そう言って、手とわきとを、彼らにお見せになった。弟子たちは主を見て喜んだ。
　　　　イエスはまた彼らに言われた、「安かれ。父がわたしをおつかわしになったように、
　　　　わたしもまたあなたがたをつかわす」。そう言って、彼らに息を吹きかけて仰せに
　　　　なった、「聖霊を受けよ。あなたがたがゆるす罪は、だれの罪でもゆるされ、
　　　　あなたがたがゆるさずにおく罪は、そのまま残るであろう」。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネによる福音書　20章19～23節）


　今年に入り新型コロナの感染拡大に伴い、全世界が揺れ動いています。日本でも新型コロナの
感染防止のため全国に緊急事態宣言が出て、人との接触をできるだけ避けるように要請が出ま
した。先週はイースター礼拝でしたが、わたしたちの教会でもインタ－ネットなどを通して礼拝を守
られた方が多くおられました。

　わたしたちにとって『人との接触をできるだけ避ける』ということは、『神との交わりを密にする』と
いうことでもあります。主の弟子たちもイエス・キリストと共に歩んだときにはそれが当たり前だと
思っていました。しかし、主はそれまでとは違うもっと身近な恵みを、一人一人に約束してくださっ
たのです。弟子たちは主がよみがえられた後、ユダヤ人を恐れ自分たちのいたところの戸をす
べて閉めていましたが、主はそこに入ってこられ、平安を告げ『父がわたしをつかわされたように、
わたしもあなた方をつかわす』と息を吹きかけ『聖霊を受けよ』と告げてくださいました。主は今、
一人一人が親しく主の前に出て平安をいただき、聖霊に満たされて主の証し人となることを願っ
ておられます。わたしたちは主にあって弱いときこそ強く、また孤独と思えるときにこそ、主が共
にいてくださることに気付くことができるのです。多くの人が犠牲を払い戦っておられることを覚え
祈ると同時に、罪の赦しと永遠の命の希望がすべての人に届くように祈ろうではありませんか。

聖霊をうけよ！（ヨハネによる福音書　20章19～23節）

　2020年4月19日礼拝にて