『・・・わたしはぶどうの木、あなたがたは枝です。人がわたしにとどまり、わたしも
　　　　　その人にとどまっているなら、その人は多くの実を結びます。わたしを離れては、
　　　　　あなたがたは何もすることができないのです。・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネの福音書　15章5節）


　神がこの世界を創り、わたしたちが命を与えられてその中で生かされているのは、素晴らしい
恵みです。けれども、見えるものに心奪われ、神を忘れてしまうことによっていろいろな痛みや
苦しみが溢れているのも事実です。わたしたちが神のつくられたさまざまなものに目を留めてい
くことによって、神の計り知れない大きさの一端をを知ることができても、現実はわたしたちの日
常の課題によって翻弄されてしまっているからです。だからこそ神は、目に見える神としてイエス
･キリストをこの世に遣わし、わたしたちに与えられている神の約束、その救いの恵みを見せてく
ださったのです。イエス･キリストは、いろいろなことを教えられましたが、その土台は人の弱さと、
神はすべてを知りどんなことでもすることができる(全知全能)ということです。イエス･キリストは人
としてこの世に来てくださり、ことば だけではなくその具体的な働きを通して神を示してくださった
のです。 十字架にかかられる前にも力強く、イエス･キリストによって神につながることの大切さを
教えられました。わたしたちは今、何に目を向けているでしょう。与えられている目の前の責任と
義務はおざなりにすることはできません。しかしわたしたちは、多くの実を結ぶために主に見い出
され、この時代に立てられているのです。自分を見てあきらめるのではなく、神を見上げて立ち上
がろうではありませんか。

多くの実を結ぶために　（ヨハネの福音書　15章5節）

　2021年1月10日礼拝にて