『・・・・・いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、
　　　　感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めて
　　　　おられることである。御霊を消してはいけない。預言を軽んじてはならない。
　　　　すべてのものを識別して、良いものを守り、 あらゆる種類の悪から遠ざかり
　　　　なさい。どうか、平和の神ご自身が、あなたがたを全くきよめて下さるように。
　　　　また、あなたがたの霊と心とからだとを完全に守って、わたしたちの主イエス・
　　　　キリストの来臨のときに、責められるところのない者にして下さるように。あなた
　　　　がたを召されたかたは真実であられるから、このことをして下さるであろう。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（テサロニケ人への第一の手紙　5章16～18節）


　今年最後の主日礼拝となりました。この一年の間、それぞれにいろいろな喜びや悲しみ、
時には痛みがあったことを思います。けれども聖書を通して神の御心を学び、移り行く毎日
の歩みの中に働かれる神のみ手を経験していると、自分の上に起こった出来事によって幸
不幸が決まるのではなく、どんななかにあっても、共にいてくださる神のみ手を感じることが
できるかどうかを、問われていると教えられます。限りある命を生きるわたしたちにとって、
また、持っているものをすぐに手放してしまうわたしたちにとって、心からの喜びはどこにあ
るのでしょう。人の不幸と比べて自分の幸せを感じるならば、人の幸せをみて自分の不幸
を嘆くことになるのかもしれません。しかしわたしたちは、神に愛され、良いことも悪いことも
含めてすべてが、誰かに救いや喜びを与えるために用いられることを知っているのですから、
心から主に感謝しようではありませんか。目に見える評価や批判ではなく、目には見えなくて
も共にいてくださる主の前の平安を土台としてどんな時にも希望を持つことができるのですか
ら、この一年を振り返り、すべてのことについて感謝したいと思い ます。

すべてのことについて感謝しなさい　（テサロニケ人への第一の手紙　5章16～18節）

　2019年12月29日礼拝にて