『この救はあなたが万民のまえにお備えになったもので、
　　　　　　 異邦人を照す啓示の光、み民イスラエルの栄光であります。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　2章31～32節）


　救い主の誕生を真に待ち望んでいた人々はどれくらいいたのでしょう。シメオンとアンナに注目します。

①　僕(しもべ)となって聞いたシメオン
　シメオンは、救い主が全世界のために備えられていたもので、異邦人に救いの計画を明らかにする
光なる方であることを語り告げました。そして、救いの道筋を示す言葉を告げました（34節）。シメオン
はこれらの事を聖霊によって知りました。それは彼が律法を完全に守る人だったからではなく、僕とな
って神の言葉を聞く人だったからです。


②　祈り続けたシメオンとアンナ
　アンナは若くして未亡人となった後約60年間、預言者として宮で祈り神に仕えていました。シメオンの
存命中にキリストが到来するという神の約束を、アンナも信じ祈り続けていたでしょう。長い間祈り続け
ていた祈りが応えられ、神の言葉が成就したのです。


　 アドベントの期間、イエス様の再臨を待ち望む時として、シメオンやアンナ、救い主を待ち望んだ人々
の心に目を向けたいと思います。

救い主を待ち望んでいた人々　（ルカによる福音書　2章21～38節）

　2019年12月08日礼拝にて