『すると、一同は聖霊に満たされ、御霊が語らせるままに、
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　いろいろの他国の言葉で語り出した。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（使徒行伝　2章4節）


　五旬節の日、「ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、
ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう。」(１：８)とイエス
様が約束された聖霊がくだりました。


１．いろいろの言葉で語った
　聖霊がくだった時、弟子たちは、天下のあらゆる国々からエルサレムを訪れていた人々の
生まれ故郷の国語で話し出しました。ここで挙げられている国の名前は当時往来のあった全
世界を網羅しており、異邦人の改宗者も含まれていました。イエス様の十字架の贖いがユダ
ヤ人だけでなく、異邦人にも宣べ伝える用意が整ったことを表しているのです。


２．御霊が語らせるままに
　イエス様は「聖霊がくだる時、あなたがたは力を受け」ることを約束されました。この力とは、
証しの御霊の力です。弟子たちは「御霊が語らせるままに」語り出した、とあるように、聖霊
ご自身が働いてくださったのでした。ペンテコステの日に使徒たちがしたことは、「御霊が語ら
せるままに、神の大きな働きをのべた」ということであり、それがイエス様の約束だったのです。

　私たちも聖霊ご自身が働いてくださることを信じ、その信仰をもって、神様を証する証人に
加えていただきましょう。

約束の聖霊　（使徒行伝　2章1～13節）

　2019年6月9日礼拝にて