『・・・・・ペテロはこの弟子を見て、イエスに言った、「主よ、この人はどうなのですか」。
　　イエスは彼に言われた、「たとい、わたしの来る時まで彼が生き残っていることを、
　　わたしが望んだとしても、あなたにはなんの係わりがあるか。あなたは、わたしに
　　従ってきなさい」。・・・・・』
　　　　（ヨハネによる福音書　21章20～23節）


　イエス・キリストの復活の後、漁に向かった弟子たちは岸辺で主に再会します。 明け方まで何も
獲れなかったのに、主の『舟の右側に網をおろしてごらんなさい・・・』の言葉に従ったところ、百五
十三匹の大きな魚が網に入ったのです。主の用意してくださっていたパンと取れた魚で食事をした
後、主はペテロに『あなたはこの人たちが愛する以上にわたしを愛していますか。』とたずねられま
す。ペテロは『・・わたしがあなたを愛していることは、あなたがご存じです。』と答え、主は『わたしの
羊を飼いなさい。』言われます。このようなやり取りが三度続いた後、主は『わたしに従いなさい』と
言われました。、ペテロはついてきていたヨハネを見て『この人はどうなのですか』たずねます。それ
に対して主は『・・・わたしが何を望んだとしても、あなたに何の関わりがありますか。あなたはわたし
に従いなさい。』と言われたのです。わたしたちも、主に従うべきことを知っていても自分の考えを優
先してしまったり、ほかの人がどう判断し、行動するかを気にしてしまいがちです。けれども主はわた
したち一人一人に『あなたはわたしに従いなさい。』と声をかけ待っていてくださるのです。わたしたち
が、主のわたしたちに対する深い思いを理解することが出来ずに、戸惑い躊躇しているときにも、愛
を持って近付き忍耐を持って導いてくださるのです。わたしたちも人に惑わされず、目先の利益に心
奪われず、ただ主を信頼し新しい出発をしようではありませんか。

右側に網を打つ　（ヨハネによる福音書　21章20～23節）

　2019年5月26日礼拝にて