『・・・・・わたしたちは、この事を知っている。わたしたちの内の古き人は
　　　　キリストと共に十字架につけられた。それは、この罪のからだが滅び、
　　　　わたしたちがもはや、罪の奴隷となることがないためである。それは、
　　　　すでに死んだ者は、罪から解放されているからである。もしわたしたちが、
　　　　キリストと共に死んだなら、また彼と共に生きることを信じる。キリストは
　　　　死人の中からよみがえらされて、もはや死ぬことがなく、死はもはや彼を
　　　　支配しないことを、知っているからである。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ローマ人への手紙　6章6～9節）


　神によって約束されているわたしたちの救いは、罪を赦され聖くされることです。すなわち、
神はわたしたちの罪を責めるのではなく、イエス･キリストの十字架によってその罪を始末し、
自由を与えてくださいました。自分の力ではできなかった罪からの開放を、神はイエス･キリ
ストによってわたしたちに実現してくださり、神に繋がり、神のものとして生きることができる
ようにしてくださったのです。それは、わたしたちが罪に支配されるのではなく、キリストと共
に生きるようになるためであり、この世の何ものによっても支配されないためなのです。わた
したちは弱く、欠けや失敗は尽きることがありません。けれども神は神を愛し信頼する者を
喜び、祝福してくださいます。このようにわたしたちが神の恵みによって赦され、生かされて
いるならば、与えられた命を、すべての人を愛し救うために十字架にかかって下さったキリ
ストのために用いるべきではないでしょうか。わたしたちはキリストの十字架によって罪の
束縛から開放されているのです。

罪からの解放　（ローマ人への手紙　6章6～9節）

　2020年2月23日礼拝にて