『しかし、まだ罪人であった時、わたしたちのためにキリストが死んで下さった
　　　　ことによって、神はわたしたちに対する愛を示されたのである。わたしたちは、
　　　　キリストの血によって今は義とされているのだから、なおさら、彼によって神の
　　　　怒りから救われるであろう。もし、わたしたちが敵であった時でさえ、御子の死に
　　　　よって神との和解を受けたとすれば、和解を受けている今は、なおさら、彼の
　　　　いのちによって救われるであろう。そればかりではなく、わたしたちは、今や
　　　　和解を得させて下さったわたしたちの主イエス・キリストによって、神を喜ぶ
　　　　のである。・・・・・』
　　　　　　（ローマ人への手紙　5章1～11節）


　わたしたちは行いによって救われたわけではなく、神を信じる信仰によって罪を赦され、神の子と
されたのです。パウロは、わたしたちに罪があるのは当然であり、その罪を認め神が赦してくださる
ことを信じる事が信仰であると教えています。神によって得ている救いによって平和が与えられたわ
たしたちは、どのような中にあっても安心することが出来、だからこそ耐え忍ぶことができます。そし
て、その中でいろいろなことを経験して学び、成長することができるのです。ですから失望することが
なく、むしろどのような中にも希望を持ち続けることが出来るのです。キリストはわたしたちが罪の中
に生きていた時に、十字架にかかり死んでくださいました。わたしたちの良い行いに対して、死んで
くださったわけではなく、わたしたちの罪の罰をその身に負って、わたしたちを自由にするために十
字架にかかり、そしてわたしたちを神のものとしてくださったのです。わたしたちが罪の中にいた時に
さえ愛を示してくださった神は、神を信じる信仰によって神のものとされたにわたしたちに、恵みを与
えてくださらないはずはありません。だからこそわたしたちはイエス･キリストによって神を喜ぶことが
できるのです。

神を喜ぶ生き方　（ローマ人への手紙　5章1～11節）

　2020年2月16日礼拝にて