『悪しき者のはかりごとに歩まず、罪びとの道に立たず、あざける者の座に
　　すわらぬ人はさいわいである。 このような人は主のおきてをよろこび、昼も
　　夜もそのおきてを思う。このような人は流れのほとりに植えられた木の時が
　　来ると実を結び、その葉もしぼまないように、そのなすところは皆栄える。
　　悪しき者はそうでない、風の吹き去るもみがらのようだ。それゆえ、悪しき者は
　　さばきに耐えない。罪びとは正しい者のつどいに立つことができない。
　　主は正しい者の道を知られる。しかし、悪しき者の 道は滅びる。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（詩篇　1篇1～6節）


　秋の深まりと共に、朝晩の寒さも厳しくなってきました。日々の生活の中で、神に喜ばれる
歩みがどれだけ出来ているかと考えさせられます。信仰に生きた人々の姿を聖書を通して
学んでいると、自分の現実を棚にあげ、時に彼らの失敗を批判してしまうこともあります。
けれども、どんな時にでも神に従うのは至難の業で、多くの場合、自分の目に見える状況に
よって判断してしまいます。詩篇はそんな、弱いわたしたちに愛と哀れみ持って近付き、目
には見えなくてもわたしたちを知り、祈りに応えてくださる神を仰ぎ望むことを教えてくれます。
わたしたちが豊かな実を結ぶ生涯を生きるために、造り主である神を土台とすることは大切
です。どんなに知恵と力に満ちた人であったとしても、神から離れているならば、いつの間に
か命を失い消えていってしまいます。けれども、たといどんなに厳しい環境にさらされていたと
しても、命の源である主につながっているならば、豊かに実を結ぶことが出来るのです。あなた
の土台はどこにあるでしょうか。滅び行く道を選んでしまってはいないでしょうか。神はあなたを
愛しいつも共にいてくださいます。

時が来ると身を結ぶために　（詩篇　1篇1～6節）

　2018年10月28日礼拝にて