『むしろ自分のため、虫も食わず、さびもつかず、また盗人らが押し入って
　　盗み出すこともない天に、宝をたくわえなさい。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　6章20節）

　『それと同じように、あなたがたのうちで、自分の財産をことごとく捨て切るもの
　　でなくては、わたしの弟子となることはできない。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　14章33節）


　イエス様の弟子である条件は、天に宝をつむことです。天に宝をつむことを３つのポイントでみていきます。

　一つ目、天に宝をつむとは、古い家族関係をささげることです。古い家族関係を捨てるのは、新しい神の
家族に入るためです。家族は大切です。イエス様は家族関係を断ち切ることを言われたのでなく、古い関
係をすてることで今の家族に新しい関係が生まれることを言っておられます。神の家族に入ること、これは
天に宝をつむ歩みであり、イエス様の弟子である証です。

　２つ目、天に宝をつむとは、自分の時間をささげることです。自分の命を捨てるとは、自分の時間をささげ
ることです。神様のために時間をとることです。一人で静まるのもよいです。また何人かで集まり集会や交
わりをもつことも素晴らしいことです。一日のうち、一週のうち特別に神様のための時間を持つことが天に
宝をつむ歩みです。当時の弟子たちも絶えず集まり、祈り、主を賛美していました。

　３つ目、天に宝をつむとは、もてるものをささげることです。自分の財産をことごとくささげよとイエス様は
言われました。すべて献金せよということではなく、すべては神様のものであり、私たちは管理をゆだねら
れているにすぎないことを認めよということです。天にある宝に比べれば、この世の財産はとるに足らない
ものだということを計算しなさいと言われます。それは信仰計算であるとある先生は言われました。

　イエス様がこれほど弟子の条件を厳しく要求されるのは、天に宝をつむ弟子を切に求めておられるから
です。イエス様はお金ではなく、本物の弟子を求めておられます。私たちもイエス様の弟子として、天に宝
をつむ歩みを歩みぬかせていただきましょう。

弟子の条件　（ルカによる福音書　14章25～35節）

　2018年10月14日礼拝にて