『・・・・・　それで、わたしのこれらの言葉を聞いて行うものを、岩の上に自分の家を
　　建てた賢い人に比べることができよう。雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いて
　　その家に打ちつけても、倒れることはない。岩を土台としているからである。また、
　　わたしのこれらの言葉を聞いても行わない者を、砂の上に自分の家を建てた
　　愚かな人に比べることができよう。雨が降り、洪水が押し寄せ、風が吹いてその家に
　　打ちつけると、倒れてしまう。そしてその倒れ方はひどいのである」。 ・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　7章24～27節）


　イエス・キリストが人々の前に立って語りだされる前、神はバプテスマのヨハネを通してキリストに
聖霊を注ぎ、その証しとされました。人々は主の語られる言葉から学び、行われたいろいろな奇跡
を通して、イエス・キリストが神から遣わされた救い主であることを確認していったのです。また、主
のメッセージは自然のあふれる野外でも多く語られましたが、それは耳だけではなく五感を通して
神の恵みの言葉がとどけられ、人々の日常において主の声を聞き、神と交わる土台となりました。
さらに、主は多くのメッセージを語られましたが、そのメッセージを聞くことよりも、むしろ、聞いて行う
ものになりなさいと繰り返し語られました。あなたは、主の言葉をしっかりと聞いているでしょうか。
そして、それを行っているでしょうか。気がつけばどんなに聞いているつもりでも、人の思いに縛られ、
この世に流されてしまっているのが現実かもしれません。しかし主はわたしたちに、語られるだけで
なく行う力をも用意してくださっています。人やもの、力や知恵を求める以上に、主なる神を求め、
この主を土台としていただこうではありませんか。

主の言葉を聞いて行うもの　（マタイによる福音書　7章24～27節）

　2018年10月7日礼拝にて