『・・・・・そこでピリポは口を開き、この聖句から説き起して、イエスのことを宣べ伝えた。
　　道を進んで行くうちに、水のある所にきたので、宦官が言った、「ここに水があります。
　　わたしがバプテスマを受けるのに、なんのさしつかえがありますか」。〔これに対して、
　　ピリポは、「あなたがまごころから信じるなら、受けてさしつかえはありません」と言った。
　　すると、彼は「わたしは、イエス・キリストを神の子と信じます」と答えた。〕・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（使徒行伝　8章35～40節）


　７月に入り暑い日が続いていますがいかがお過ごしでしょうか。多くの方が各地で頻発している
地震や豪雨などによる被害により、とても厳しい夏を迎えておられます。いつ何が起こるかわか
らないこの世の生活ですが、すべてを知り導いておられる神を知っていることは、私たちにとって
大きな力です。なによりもまず、すべてを愛の計画を持って導いてくださっている神への祈りを篤く
したいものです。今日はエチオピアの高官の救いの場面です。彼は聖書を持っており、それを読
んでいましたが、その意味を理解することができませんでした。ところが神は、ピリポを遣わし、エ
チオピアの高官に福音を語らせ、バフプテスマを受けたいという願いを起こさせられました。しか
もバプテスマを受けた後、ピリポは主の霊により取り去られましたが、エチオピアの高官には失わ
れることのない喜びが与えられていたのです。救いはただ主によると聖書を通して教えられていま
すが、まさしく神はピリポを用いてその救いをエチオピアの高官に与えられたのです。ピリポは、神
がしようとしておられることが最善であることを信じ、自分の思いを捨てて主の言葉を忠実に従った
だけでした。わたしたちも、神が私たちを遣わして用いてくださることを心から信じ、目を上げて神を
見続け、その導きに従おうではありませんか。神はわたしたちが主を信じ、より頼むことを喜んでく
ださるのです。

心からの信仰　（使徒行伝　8章35～40節）

　2018年7月15日礼拝にて