『すべて外から人の中にはいって、人をけがしうるものはない。
　　かえって、人の中から出てくるものが、人をけがすのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マルコによる福音書　7章15節）


　イエス様はパリサイ人たちに対して、あなたたちは偽善者だと言い放ちました。
それは彼らが手を洗うかどうかで、きよいとか汚れているとか判断していたからです。

　イエス様は外から入るものではなく、人の中から出てくるものが人をけがすと明言され
ました。私たちも外から入ってくる汚いものには気を付けますが、自分の心の中にある
汚いものは見ようとしません。向き合うことに逃げてしまうことがあります。ただ逃げられ
ない状況になり、自分と向き合わざるを得なくなり初めて自分の心にある罪に気づかさ
れます。しかし罪に気づかされる時に、神の恵みにもまた気づかされるのがクリスチャン
の特権です。

「律法がはいり込んできたのは、罪過の増し加わるためである。しかし、罪の増し
わったところには、恵みもますます満ちあふれた。」　ローマ書5章20節

罪の増し加わるところに、恵みも増すという聖書の真理を口さきではなく、心から体験
させていただきましょう。

口さきではなく心から　（マルコによる福音書　7章15節）

　2018年6月10日礼拝にて