『・・・・・彼は、ペテロとヨハネとが、宮にはいって行こうとしているのを見て、施しをこうた。
　　ペテロとヨハネとは彼をじっと見て、「わたしたちを見なさい」と言った。彼は何かもらえるの
　　だろうと期待して、ふたりに注目していると、ペテロが言った、「金銀はわたしには無い。
　　しかし、わたしにあるものをあげよう。ナザレ人イエス・キリストの名によって歩きなさい」。
　　こう言って彼の右手を取って起してやると、足と、くるぶしとが、立ちどころに強くなって、
　　踊りあがって立ち、歩き出した。そして、歩き回ったり踊ったりして神をさんびしながら、
　　彼らと共に宮にはいって行った。・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　（使徒行伝　3章1～10節）


イエス･キリストによって約束されていたように、弟子たちが聖霊に満たされたとき彼らは大胆にイエス･
キリストを証しするようになりました。それだけではなく聖霊は、いろいろな力あるわざを行い、イエス･
キリストと共に働かれた神が、弟子たちと共に働かれることを人々に証ししてくださったのです。すなわ
ち、聖霊は弟子たちに思いを与え、人の思いを超えた神の計画を実行してくださることを経験させてく
ださったのです。ペテロとヨハネが、生まれながら足のきかない男に施しをこわれた時、聖霊は彼らに
男の求めたものではなく、彼と共にいて働いてくださ神の存在を教えられました。このときペテロとヨハ
ネは、｢ナザレ人イエス･キリストの名によって歩きなさい」と宣言し、右手を取って起こし彼を立ち上がら
せました。イエス･キリストは弟子たちに｢わたしの名によって願うならば、天の父なる神はどんな願いで
も聞いてくださる。｣と教えていましたが、わたしたちの知恵ではなく、神の知恵と計画によって 聖霊が
働かれることを教えたのです。けれども、この男が癒されたのは、さらに多くの人々が神を知り、神が
遣わされたイエス･キリストを知るためでもあったのです。わたしたちはイエス･キリストのことを知って
いるでしょうか。神がイエス･キリストを通して教えてくださったのは、神のわたしたちに対する思いとイ
エス･キリストによって約束されている神の力です。わたしたちも、与えられた人生を、この神の力によ
って豊かなものとさせていただこうではありませんか。

イエス・キリストの名　（使徒行伝　3章1～10節）

　2018年5月27日礼拝にて