『わが思いは、あなたがたの思いとは異なり、わが道は、あなたがたの道とは異なっていると
　　主は言われる。天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いは、
　　あなたがたの思いよりも高い。』
　　　　　　　　　　　（イザヤ書　55章6～13節）


　「神様の思い」と、人間である「私たちの思い」とは異なっていると聖書は語ります。私たちの心の中には
「こうあるべき」「こうあってはならない」という思いや、「このようになりたい」という願いがあります。しかし、
どんなに麗しい願いや計画、常識というものにも限界があり、「私たちの思い」は神様のなされる最善を越
えることはできません。「天が地よりも高いように、わが道は、あなたがたの道よりも高く、わが思いは、あ
なたがたの思いよりも高い。」(9)

　神様は、今、私たちが自分の思いから目を離し、私たちを愛し、最善の計画と御業を用意されている神
様ご自身に目を向けるようにと招いておられます。神様は私たちをご自分のかけがえのない子どもとして、
心から愛して下さっています。そして、神様のなされる最善は、最高の知識と力、権威をお持ちの神様が
なさるのですから、失敗や間違いはありません。しかし、このお方の愛と最善に信頼できず、自分自身を
ゆだねない時、自分の力でその場や人々、自分の心を治めようとして、不安や恐れにいつの間にかとら
われてしまうことはないでしょうか。

　私たちの思いでは“最悪”だという所を、主イエス様は通って下さいました。それは、十字架です。誰も
通りたくない、避けたい出来事でした。私たちの罪と弱さがさらけ出される場面でした。しかし、あえて神
様はこの“最悪”と思える出来事を通して、全人類のすべての罪と人生の重荷を引き受け、復活して私
たちに永遠の命を与え、永遠の愛と臨在を示して下さったのです。“最悪”を“最高！”の出来事にでき
る程の大きなお方が私たちの主です。日々、この愛なる神様に期待して歩もうではありませんか。
(箴言3章5，6節)

神様の思い　（イザヤ書　55章6～13節）

　2018年4月8日礼拝にて