『・・・・一緒に食卓につかれたとき、パンを取り、祝福してさき、彼らに渡して
　　おられるうちに、彼らの目が開けて、それがイエスであることがわかった。
　　すると、み姿が見えなくなった。彼らは互に言った、「道々お話しになったとき、
　　また聖書を説き明してくださったとき、お互の心が内に燃えたではないか」。
　　そして、すぐに立ってエルサレムに帰って見ると、十一弟子とその仲間が
　　集まっていて、「主は、ほんとうによみがえって、シモンに現れなさった」と
　　言っていた。そこでふたりの者は、途中であったことや、パンをおさきになる
　　様子でイエスだとわかったことなどを話した。』
　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　24章30～39節）


　イエス・キリストが十字架の苦しみを味わい、死んで葬られた事は多くの人々にとって悲しみで
あり失望でした。けれども神は、イエス・キリストをもう一度この世に命を与え、人々の前に遣わ
してくださいました。それは、すべての人々に天国の約束が与えられており、神はわたしたちの
罪を赦し、命を与える事ができると教えるためだったのです。主がよみがえられた事によって与
えられる喜びは、わたしたちの知識や努力、また想像をはるかに超えた力を持って、神がわたし
たちを愛し、そして支え導いてくださっていると知ることにあります。主の復活のニュースを、信じ
たくても信じる事の出来ない人々は混乱し、苦しみました。けれどもやがて、聖霊の助けによって
目が開かれ、心が主に満たされる事により、平安に満たされ喜びが溢れるようになったのです。
ある弟子は、イエスと共に歩いていた事になかなか気がつきませんでした。しかし彼らの目が開
けてイエスに気が付いた時、心が燃やされていた事に気が付いたのです。今も主はわたしたちと
共に歩んでくださっています。わたしたちがこの世に縛られている時、心は弱く不安に支配されて
しまいますが、主を認めて心を委る時、平安に満たされ自由と喜びを得る事が出来るのです。
どんな時にも主が共にいてくださる事を心に刻み、与えられている命をしっかりと輝かせようでは
ありませんか。

復活の喜び　（ルカによる福音書　24章30～39節）

　2018年4月1日礼拝にて