『もし、わたしたちが自分の罪を告白するならば、神は真実で正しいかたであるから、
　　その罪をゆるし、すべての不義からわたしたちをきよめて下さる。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ヨハネの第一の手紙　1章9節）


　光の中を歩くということは、どういうことか3つのことが書かれています。

　１つ目、自分を偽らない。
　やみを歩くというのは自分を偽ることです。やみの中では人に見られることがないので、自分を偽る
ことが出来ます。しかし自分を偽れば、光に照らされるのが嫌で、やみを歩くようになります。神は真
実な方です。自分を偽ることをやめ、神の前に正直に歩むことが光の中を歩くことです。


　２つ目、自分を隠さない。
　やみの中では自分を隠すことが出来ます。隠すというのは罪の本質です。アダム、エバも罪を犯した
とき神の前から隠れようとしました。自分を隠すことで罪を隠そうとしましたが、神の前には明らかでし
た。自分で隠してもいつかはばれます。隠れているもので現れて来ないものはありません。神にきよめ
ていただくしか罪から逃れる道はありません。自分を隠さず、正直に歩むことが光の中をあるくことです。


　３つ目、自分をだまさない。
　自分に罪はないと、自分をだますことで神を偽りものとしてしまいます。私たちは現実を乗り切るために、
時としてだましだまし生きています。自転車操業というように、こぎ続けなめれば倒れてしまう生き方をしま
す。しかし自分をだませば、真理はわたしたちのうちにはありません。自分をだまさず、正直に告白するこ
とが光の中を歩くことです。

　自分を偽らない、隠さない、だまさない。正直に生きていくことはこの世の中では大変です。しかしこれは
光である方がわたしたちの心を照らし出されるから、たとえ失敗しても正直に告白できるのです。そして告
白するだけで赦されます。イエス様は罪を裁くためでなく、罪を赦すために十字架にかかられました。正直
に神の前に罪を告白し、光の中を歩みましょう。

光の中を歩く　（ヨハネの第一の手紙　1章9節）

　2019年1月13日礼拝にて