『しかし、聞いているあなたがたに言う。敵を愛し、憎む者に親切にせよ。のろう者を
　　祝福し、はずかしめる者のために祈れ。あなたの頬を打つ者にはほかの頬をも向けて
　　やり、あなたの上着を奪い取る者には下着をも拒むな。 あなたに求める者には与えて
　　やり、あなたの持ち物を奪う者からは取りもどそうとするな。人々にしてほしいと、あなた
　　がたの望むことを、人々にもそのとおりにせよ。・・・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　6章27～38節）


　本日は礼拝の後引き続いて決算総会がもたれます。昨年度、神がわたしたち一人一人を用いて
どのような働きをしてくださったかを振り返り、感謝と共に心より主を讃美することができればと願っ
ています。神はわたしたちの頑張りだけでなく、弱さや失敗すら恵みに変えてくださいます。だから
こそ人間的な計算による生き方ではなく、わたしたちを愛し、共に歩んでくださる神の思いを知り受
け止めることによって、神に期待し、神に委ねる信仰に生きることができるのです。神はイエス・キ
リストの生涯を通して、救われたわたしたちがどのように生きるかを、教えてくださいました。それは
一方的な命令ではなく、実際の証しからくる模範でありであり、励ましでした。自分自身がしてほしい
と願っていることを人々にもすることが、すべての人を愛しておられる神の御心なのです。わたしたち
も神の思いを受け止め、主を喜ぶことによって、神の平安を得ることができるのです。気が付かない
内に、自分の視点で人を裁いたり責めたりしていないか点検し、神の御心を思い、それを行うものに
させていただこうではありませんか。

敵を愛し憎むものに親切にせよ！　（ルカによる福音書　6章27～38節）

　2017年6月18日礼拝にて