『・・・・・そして主はわたしに言われた、『おまえはもはや足りている。この事については、
　　重ねてわたしに言ってはならない。おまえはピスガの頂に登り、目をあげて西、北、南、
　　東を望み見よ。おまえはこのヨルダンを渡ることができないからである。しかし、おまえは
　　ヨシュアに命じ、彼を励まし、彼を強くせよ。彼はこの民に先立って渡って行き、彼らに
　　おまえの見る地を継がせるであろう』。こうしてわれわれはベテペオルに対する谷に
　　とどまっていた。』
　　　　　（申命記　3章23～29節）


　あの震災から７年を迎えようとしています。これまで変化してきたこともあれば、昔も今も変わることの
ない現実もあります。聖書はわたしたちに歴史の中に働かれる神を教えまた証ししています。わたしたち
にとって思いがけないことが起こっているように見えても、神の目から見たらそこには意味があり、神の
愛の計画を推し進めてくださっているのです。神はヨセフがヤコブをエジプトに招くために用いられました
が、モーセがイスラエルをエジプトから導き出すために用いられました。そしてヨシュアをイスラエルが約
束の地に入るために備えられたのです。わたしたちにとっての主にある使命は、それぞれが多くの助け
を受けて輝き、やがて自分が励まされ助けられたように、続く人を励まし支えていくことにもあるのです。
モーセは神に約束の地に入ることを願いましたが、神は『お前はもう足りている』といわれピスガの頂から
その地を見せられました。そして神はモーセに『ヨシュアに命じ、彼を励まし、彼を強くせよ』と命じられたの
です。わたしたちの使命はどこにあるのでしょう。共にいてくださる神によってもっともっと励まされ、さらに
は受けた慰めをもって、人々に希望と励ましを与える存在として豊かに用いていただこうではありませんか。

彼を励まし、彼を強くせよ　（申命記　3章23～29節）

　2018年3月4日礼拝にて