『まず神の国と神の義とを求めなさい。そうすれば、これらのものは、すべて添えて
　　与えられるであろう。だから、あすのことを思いわずらうな。あすのことはあす自身が
　　思いわずらうであろう。一日の苦労は、その日一日だけで十分である。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　6章25～34節）


　先週は｢途方にくれても行き詰まらない｣ことをパウロを通して学びました。 限られた人生を生きるわたし
たちは、いつも良好な人生を生きているわけではなく、弱さや戦いが常にわたしたちと共にあります。 その
目に見える戦いは、時にわたしたちを絶望のふちに追い込みますが、わたしたちは状況が悪くなればなる
ほど、主が どんな時にもわたしたちと共にいて、助けてくださることを教えてくださるのです。

その土台として、わたしたちと神との関係が回復し、わたしたちが神を信頼できる 状態になっていることが
求められます。主はわたしたちのために十字架にかかり、命を捨ててくださいました。それは、わたしたちを
この世の罪から解放して自由な者とし、神と共に生きるようにしてくださるためだったのです。主は今もわたし
たちを愛して近づき、御手を伸ばして招いてくださっています。今わたしたちが、自分の内にある神に近づく
ことをとどめようとするものを明け渡して、神と和解するならば、神はわたしたちの内に自由を与え、喜びを
与え、力と助けを与え、平安を与え、主が共にいてくださることによる輝きが与えられるのです。すでに主は
わたしたちの負債のために代価を支払ってくださっているのですから、主を信じて一歩を踏み出そうではあ
りませんか。

神の国と神の義を求めなさい　（マタイによる福音書　6章25～34節）

　2016年9月11日礼拝にて