『イエスは言われた、「やめさせないがよい。だれでもわたしの名で力あるわざを行いながら、
　　すぐそのあとで、わたしをそしることはできない。 わたしたちに反対しない者は、わたしたちの
　　味方である。 だれでも、キリストについている者だというので、あなたがたに水一杯でも飲ませ
　　てくれるものは、よく言っておくが、決してその報いからもれることはないであろう。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マルコによる福音書　9章38～41節）


　先週は｢あなたの敵を愛しなさい」という題でしたが、わたしたちは神のものとされている確信を持つこと
によって、人を敵としてではなく神の立てられた恵みの存在であることを認め、受け入れることが出来るよ
うになります。主はわたしたちに自分と行動を共にするものだけが味方なのではなく、反対しないものも主
の味方であることを教えられました。わたしたちは知らず知らずにクリスチャンは少数派で、仲間は少なく、
自分だけが孤独に主に仕えているように感じてしまいます。けれども神はわたしたちを愛し、見えるところ
だけでなく、わたしたちの気がつかないところにも助けを用意し、わたしたちを守り導いてくださっています。
それを知るためにわたしたちは、わたしたちを面と向かって応援し助けてくれる人だけでなく、わたしたちを
認め支えてくれる人を、前向きに認め受け入れることが大切です。つまり、わたしたちが自分の義を求める
のではなく、神に従うことによって、主に忠実にあろうとする人々とキリストにあってひとつとされ、神の同労者
としての確信を持つことができるのです。 人を受け入れるのではなく、神を信頼し受け入れることによって、
神の用意してくださっている守りと助けを受け、結果的に主が多くの人を備えてくださっていたことを知ること
が出来るのです。あなたは人を求めているでしょうか。それならばまず神を求めることが始まりとなります。

反対しないものは味方　（マルコによる福音書　9章38～41節）

　2016年7月24日礼拝にて