『悲しんでいる人たちは、さいわいである。彼らは慰められるであろう。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　5章4節）
　『彼は侮られて人に捨てられ、悲しみの人で、病を知っていた。また顔をおおって忌みきら
　　われる者のように、彼は侮られた。われわれも彼を尊ばなかった。 まことに彼はわれわれの
　　病を負い、われわれの悲しみをになった。しかるに、われわれは思った。彼は打たれ、神に
　　たたかれ、苦しめられたのだと。 しかし彼はわれわれのとがのために傷つけられ、われわれの
　　不義のために砕かれたのだ。彼はみずから懲らしめをうけて、われわれに平安を与え、
　　その打たれた傷によって、われわれはいやされたのだ。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（イザヤ書　53章1～5節）


　私たちは、大抵悲しむことをプラスの事としては捉えないものです。しかし、イエス様は「悲しんでいる
人はさいわい」と宣言しました。なぜなら「慰められるから」と。

　そう語ったイエス様こそ、実は悲しみの人で、病を知っていたお方でした。ですから、このお方に、理解
できない悲しみはありません。

　しかし、なぜ、イエス様は神であられるのに、わざわざ「悲しみの人」になったのでしょうか。それは、私
たちの病を負い、悲しみを担うためでした。そして、私たちが神に対して犯したすべての罪に解決を与え
るために、身代わりの十字架にかかって下さったのでした。　 つまり、イエス様が打たれ、傷つき、人か
ら侮られ、悲しみの人になった理由は、私たちに「平安」を与えるため。私たちを慰める為ならば、悲しみ
の人になることをいとわない！それがイエス様です。それ程までに私たちを愛して下さっているのです。
このお方によって慰められない悲しみはありません。ですから、私たちは安心して人生を悲しむことが出
来ます。なぜなら、悲しんでいるあなたを、神は慰め、その悲しみを通してでないと得られない、深い慰め
と、永遠の希望を与えて下さるからです。今、このお方のもとに行きましょう。

悲しみを慰める神　（マタイによる福音書　5章4節/イザヤ書　53章1～5節）

　2015年9月13日礼拝にて