『見よ、わたしは戸の外に立って、たたいている。だれでもわたしの声を聞いて戸をあけるなら、
  わたしはその中にはいって彼と食を共にし、彼もまたわたしと食を共にするであろう。勝利を
  得る者には、わたしと共にわたしの座につかせよう。それは ちょうど、わたしが勝利を得て
  わたしの父と共にその御座についたのと同様である。 耳のある者は、御霊が諸教会に言う
  ことを聞くがよい。
       (ヨハネの黙示録 3章20~21節

 神はわたしたちに、その存在をいろいろな方法で示して下さいました。しかしわたしたちは、神を認める

のではなく、自分の知識や経験を優先し、その存在を遠くへ追いやってしまったのです。この世界を造り、

導いておられる神がこのようなわたしたちの姿を見たら、どのように思われるでしょう。主なる神はわたし

たちを知っておられます。わたしたちの存在だけでなく、思いも知った上でわたしたちを招いてくださってい

ます。ヨハネを通して示された黙示は、神の前にわたしたちの姿を明らかにし、そのわたしたちに語りかけ

てくださっています。わたしたちは自分の姿を人との比較の中で見ることが多く、つい自分を正当化しようと

してしまいます。けれどもわたしたちが真摯に神に向かうとき、神はわたしたちの弱さや欠けを明らかにし、

わたしたちをこの世の束縛から自由にして下さるのです。強く、正しくあり続けなければならないのではなく、

すぐ側にいてくださる、しかもすべてを知っていてくださる方に、一切の重荷と思い煩いを委ねて平安を得る

事が出来るのです。あなたは主の声を聞き、しかも主によって平安を与えられているでしょうか。主は今もわ

たしたちを招いてくださっています。


わたしは知っている (ヨハネの黙示録 3章20~21節)

 2015年9月6日礼拝にて
先週に戻る
翌週へ行く
一覧表に戻る