わたしたちの希望　（テサロニケ人への第一の手紙　5章16～18節）

　『いつも喜んでいなさい。絶えず祈りなさい。すべての事について、感謝しなさい。
　　これが、キリスト・イエスにあって、神があなたがたに求めておられることである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（テサロニケ人への第一の手紙　5章16～18節）


　この夏はとても暑く、何をするにもしんどくて、体力のなさを思い知らされました。けれども、改めて振り

返ってみると、いろいろな場面で主の守りと導きがあったことを覚え、感謝する事ができました。それは、

どんな状況にあっても、わたしを愛してくださっている主が共にいてくださり、すべてのことを最善にして下

さると信じることができたからです。しんどくて動く事ができず、喜びではなくつぶやきに支配されていた時

も、主が共にいてくださることを思い出し、愛されていることを思い出し、ゆだねることを思い出していくうち

に、次第につぶやきが感謝に変わってきたのです。たとい、祈る事を忘れていたことに気がついたときも、

主がそれを責めるのではなく、かえって祈られていた事を教えてくださり、やがて人のために祈る者へと変

えて下さるのです。この夏、自分が弱かったからこそ、共にいてくださる神の守りを経験し、その愛の大きさ

を体験する事ができました。だからこそ、どんな状況の中にあっても、目に見える問題に押しつぶされるの

ではなく、主なる神に目をとめ、すべてのことを恵みに変えて下さる神を信じることができました。この、共に

いてくださる神こそ、今も、そしてこれかも、決してわたしたちを離れず共にいてくださる、わたしたちの喜び

であり変ることのない希望なのです。

　2015年8月23日礼拝にて