永遠に続くもの　（コリント人への第二の手紙　4章16～18節）

　『だから、わたしたちは落胆しない。たといわたしたちの外なる人は滅びても、内なる人は
　　日ごとに新しくされていく。なぜなら、このしばらくの軽い患難は働いて、永遠の重い栄光を、
　　あふれるばかりにわたしたちに得させるからである。わたしたちは、見えるものにではなく、
　　見えないものに目を注ぐ。見えるものは一時的であり、見えないものは永遠につづくのである。』
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　この世界に生かされているわたしたちは、それぞれの人生を歩みます。時代や、地域の違いだけで

なく、生まれたときの状態や環境もみんな違います。そんなわたしたちがいっしょに生きることの意味は、

同じになることではなく、互いの違いを認めつつ、それぞれの賜物を生かして共に生きることです。けれ

ども、生まれることと死ぬことはみんな同じです。一人ひとりの人生の違いには際限がありませんが、

一言で言えば「この世に生まれ、天の故郷に帰った。」です。それでは、わたしたちが生きることの意味

は、どこにあるのでしょう。命をつないでいくことは、大きな使命のひとつですが、命を生み出す使命もあ

れば、育てる使命もあります。学ぶ使命もあればそれを伝え教える使命もあります。けれども、本当に大

切なのはわたしたちの造り主である神を知り、その愛を知って救いの恵みに預かり主と共に生きることで

す。このことがわかると、この世にある間にどんな困難や戦いがやってきても、揺るがない者となることが

できるのです。もちろん、わたしたちは弱くつまずき易い存在ですが、永遠に変わることなく共にいてくださ

る主によって、固く立つ事ができるのです。

　2015年8月16日礼拝にて