神は真実である　（コリント人への第一の手紙　10章12～13節）

　『だから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい。あなたがたの会った試錬で、
　　世の常でないものはない。神は真実である。あなたがたを耐えられないような試錬に会わせる
　　ことはないばかりか、試錬と同時に、それに耐えられるように、のがれる道も備えて下さるのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　10章12～13節）


　今年も半年が過ぎました。この日々をわたしたちは何を見て歩んできたでしょう。世界や日本の大きな動き

だけでなく、わたしたちの身近なところにもいろいろな変化があったことを覚えます。けれどもたとえ世は変わ

り人は移り行く事があっても、わたしたちの主なる神は変わることがありません。そしてわたしたちの信仰は、

この神を土台としているのです。この世とこの世のもの（人）はいろいろな方法を持ってわたしたちを支配しよ

うとしてきますが、わたしたちがイエス・キリストの十字架によって与えられた自由と平安を奪うことのできるも

のは何一つありません。もしも今わたしたちが、不安や恐れに支配されているとするならば、知らず知らずの

間にその状況を自分自身で選んでいるのです。パウロはコリント人への手紙の中で、「立っていると思うもの

は、倒れないように気をつけるがよい。」と教えています。わたしたちの一番の危険は知らず知らずの間に神

ではなく自分や人の言動に流されてしまう事です。神は真実です。いろいろな試練や苦しみを感じるとき、神は

わたしたちに働きかけ訓練し何度でも立ち上がらせてくださいます。どんな時にも変わることのない、真実な神

が共にいてくださることを決して忘れず、望みを神において歩ませていただこうではありませんか。

　2015年7月5日礼拝にて