自分のからだをもって、神の栄光をあらわす　（コリント人への第一の手紙　6章9～10節）

　『あなたがたは知らないのか。自分のからだは、神から受けて自分の内に宿って いる聖霊の
　　宮であって、あなたがたは、もはや自分自身のものではないのである。あなたがたは、代価を
　　払って買いとられたのだ。それだから、自分のからだをもって、神の栄光をあらわしなさい。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　6章9～10節）


　わたしたちはイエス・キリストによって新しく造られることにより、心からの自由と喜びを経験する事ができ
ます。それは、弱さや困難な中にあっても、共にいてくださる神を感じることが出来る安心です。すなわち、
わたしたちの立場や賜物によるものではなく、むしろわたしたちの内に共にいてくださる神による平安なの
です。今あなたがいろいろな問題で行き詰まっているならば、幸いです。なぜなら人は困難や失敗を通して
神を求めるようになり、行き詰まってはじめて心から神を認め、重荷を神の前におろす事ができるようにな
るからです。わたしたちが油断していると知らず知らずの間に神を忘れ、主のためと言いながら自己満足
のために動いてしいます。弟子達は主と出会い、教えられてすぐに理解できたわけではありませんでした。

　おそらく主や人の前に何度も何度も失敗を繰り返し、その痛みと苦しみの中から主を見上げ、平安をいた
だいてはまた失敗を繰り返しながら、生涯神の訓練を受け続けたのです。もしわたしたちが聖霊の宮となり、
神がいつも共にいてくださることを認めることが出来たならば、わたしたちがどんな状況にあったとしても神
はわたしたちに平安を与えてくださることが出来ます。もしいま神と共なる平安がなかったら、今一度主を見
上げ、わたしたちのうちにおられる主によって神の栄光をあらわさ せていただこうではありませんか。

　2015年6月21日礼拝にて