聖霊に満たされて生きる (使徒行伝 4章5〜12節)
『この人が元気になってみんなの前に立っているのは、ひとえに、あなたがたが十字架に
つけて殺したのを、神が死人の中からよみがえらせたナザレ人イエス・キリストの御名に
よるのである。このイエスこそは『あなたがた家造りらに捨てられたが、隅のかしら石となった石』
なのである。この人による以外に救はない。わたしたちを救いうる名は、これを別にしては、
天下のだれにも与えられていないからである。』
(使徒行伝 4章5〜12節)
主と共に歩み始めた弟子達は、喜びに溢れ、主の生きておられることを証ししていきました。しかし、
それに反対し、迫害するものも大勢いました。弟子達は、イエスキリストが約束してくださっていた聖霊
を受け、どんな困難や迫害の中にあっても前進していくことができました。その根拠は主を信じる者を通
してなされた数々の神のみわざでした。神を知らない人々にとっては不思議な出来事であっても、神に
より頼む彼らにとっては、そこに共にいてくださる神の確かな証しだったからです。神は今も信じるひとり
びとりを通してその御手を動かし続けてくださっています。わたしたちが共にいてくださる神を信じて固く
立っているならば、確かにいたるところに愛してくださっている神が共にいてわたしたちを守り、励まし恵
みの器として用いてくださっていることを知ることができます。わたしたちは自分の努力や頑張りによって
いろいろな問題に立ち向かって生きますが、もっと大きな力は、わたしたちの造り主である神に希望を置
き、どんなに自分が弱く欠けだらけの存在であっても、神がわたしたちを愛し共にいてくださることを知って
いることです。主がわたしたちのために十字架に死んでくださったのは、わたしたちが喜びに溢れて神と
共に生きるものとなるためなのです。
2015年5月31日礼拝にて