神の恵みに生きる　（コリント人への第二の手紙　6章1〜10節）

　『わたしたちは、人を惑わしているようであるが、しかも真実であり、人に知られていない
　　ようであるが、認められ、死にかかっているようであるが、見よ、生きており、懲らしめられて
　　いるようであるが、殺されず、悲しんでいるようであるが、常に喜んで おり、貧しいようであるが、
　　多くの人を富ませ、何も持たないようであるが、すべての物を持っている。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（コリント人への第二の手紙　6章1〜10節）


　わたしたちはキリストにあって新しい人生が与えられています。自分だけで人生を生きているわけでは

なく、わたしたちを愛してくださっている造り主である神と共に人生を歩んでいるのです。このことに気が

付いて重荷をおろし、主なる神に従って一歩を踏み出す時人生が変わります。この時が恵みの時、救い

の日です。神はわたしたちのために、イエス･キリストによる十字架の愛を用意してくださり、わたしたちに

共にいてくださる神を紹介することの喜びを与えて下さいました。わたしたちを取り巻く環境は変わらない

かもしれません。けれども共にいてくださる主がわかり、主に聞きながら歩むようになる時、わたしたちは

確かに神の平安につつまれ、心に喜びがあふれてくるようになります。人に配慮しているつもりで気疲れ

し、自分の思いを殺して生きるのではなく、むしろ、わたしたちと共にいてくださる主なる神だけを意識し、

すべての知恵と力、そして必要は神が神の方法によって備えて下さることを信じることによって自由を得

ようではありませんか。神は、信じてより頼む者と共に働いて、すべてを最善に導く事のできる方なのです。

　2015年5月3日礼拝にて