全力を注いで主のわざに励め　（コリント人への第一の手紙　15章58節）

　『だから、愛する兄弟たちよ。堅く立って動かされず、いつも全力を注いで主のわざに
　　励みなさい。主にあっては、あなたがたの労苦がむだになることはないと、 あなたがた
　　は知っているからである。』
　　　　　　　　　　（コリント人への第一の手紙　15章58節）


　わたしたちの町にも桜の咲き誇る季節がやってきました。寒暖の差も激しく、冬の疲れを感じている方も

おられると思いますが、あっという間に過ぎて行く桜を少しでも見上げる事ができたら、毎日の生活も何か

が変わり、ちょっぴり豊かなものとなるかもしれません。実際、あなたは毎日を何を目標として過ごしておら

れるのでしょう。変化のないように思えても、実は日々周囲は変化し動いています。わたしたちがその変化

に気が付かなかったら、それだけの事で何の喜びもないかもしれません。

けれどもわたしたちが、限りある人生を生かされていることを自覚し、その瞬間瞬間に神が共にいてくださ

ることを信じることができれば、わたしたちの見る景色は変わり、喜びにあふれることが出来るはずです。

そして、自分が意識を変えるだけで自分の見ている世界が変わるのであれば、毎日自分の知らないとこ

ろで起こっている出来事や人の心の動きによってありとあらゆるものが変化し進んでいることに気が付きま

す。わたしたちは、死や老いや病によって支配されているのではなく、この世にある限りともにいてくださる

神によって自由と望みを持つことができるのです。 だからこそ、この世の誘惑や常識に捕らわれるのでは

なく、神を信じる信仰に固く立ち、全力を注いで主のわざに励もうではありませんか。

　2015年4月19日礼拝にて