主はよみがえられた！　（ルカによる福音書　24章1〜11節）

　『「あなたがたは、なぜ生きた方を死人の中にたずねているのか。そのかたは、
　　ここにはおられない。よみがえられたのだ。まだガリラヤにおられたとき、
　　あなたがたにお話しになったことを思い出しなさい。すなわち、人の子は
　　必ず罪人らの手に渡され、十字架につけられ、そして三日目によみがえる、
　　と仰せられたではないか」。』
　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　24章1〜11節）


　主の復活の事実を通して示された神の深い愛と哀れみを覚えて、心より感謝し主をほめたたえます。

今世界は科学が発達し、便利で豊かな生活を手に入れたように見えながら、危険で格差の著しい世界

になってきています。信仰者の目から見るならば、いつの間にか神を忘れ、人間の知恵と力によっても

たらされるものが、何よりも素晴らしいんだと思い込まされている時代であることを示されます。しかし、

神は聖書を通していつの時代も人は自分の知恵と力を過信し、すぐに滅びに向かってしまうことを教え

ています。同時に、どんな状況からでも神に立ち返るならば、神は喜んでわたしたちを省みてくださる事

も教えています。今わたしたちに必要なのは、わたしたちが生きるようになるために十字架に命を捨て

てくださった方は、今もわたしたちを愛し、わたしたちが神に立ち返ることを待っていてくださいます。この

世の良い考えや、人の最善の決断ではなく、心から神を信じ、自分自身のできうることを喜びを持って

行う事こそ大切なのではないでしょうか。死人の中に主を探すのではなく、死からよみがえり、今も生き

ておられる主を信じようではありませんか。

　2015年4月5日礼拝にて