『・・・主人は彼に言った、「良い忠実な僕よ、よくやった。あなたはわずかなものに忠実で
　　あったから、多くのものを管理させよう。主人と一緒に喜んでくれ」。・・・』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（マタイによる福音書　25章19～27節）


　主はわたしたち一人一人に、異なった使命を与えてくださっています。すなわち、それぞれの生涯には
賜物が与えられ、それを管理し用いることが求められているのです。さらにイエス・キリストは、聖書のタ
ラントの譬えやミナの譬えを通して、管理する者に求められているのは忠実であることを教えています。
タラントの譬えでは、それぞれの能力に応じてタラントが与えられ、決算の時その報告を求められますが、
そこで主は、わたしたちの心を見て評価してくださることが教えられています。

　ただそこで、するべきことがわかっているのにしようとしない怠惰なしもべに対しては、厳しい宣告がな
されます。わたしたちは一人で生きているわけではありませんから、時には人と比べて自信をなくしたり、
人の真似をして途中で満足してしまうこともあります。けれどもわたしたちが、全てを知ってくださってい
る神を認め、その神の前に忠実に生きていこうとするとき、主はわたしたちに平安を与え、たとい失敗し
てしまったとしても成長を与え、主と共に喜び、さらに多くの業に預かることができるようにしてくださるの
です。与えられた日々を大切にしながら、主によって与えられた 使命に、忠実に生きようではありませ
んか。

良い忠実なしもべ　（マタイによる福音書　25章19～27節）

　2016年2月28日礼拝にて