『あなたがたは去って、肥えたものを食べ、甘いものを飲みなさい。その備えのないものには
　　分けてやりなさい。この日はわれわれの主の聖なる日です。憂えてはならない。主を喜ぶことは
　　あなたがたの力です」。レビびともまたすべての民を静めて、「泣くことをやめなさい。この日は
　　聖なる日です。憂えてはならない」と言った。すべての民は去って食い飲みし、また分け与えて、
　　大いに喜んだ。これは彼らが読み聞かされた言葉を悟ったからである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ネヘミヤ記　8章8～12節）


　私たちの毎日は、神を信じる信仰を土台としています。けれども日々の生活は、わたしたちの土台を

知らず知らずのうちに見えるものにすり替えてしまいます。その事に気がつかないと、神に忠実に従っ

ているつもりで、自分勝手な生き方をして、知らない間に感謝や喜びを失ってしまうことになります。で

すからわたしたちは、神の教えを学んでただ従うのではなく、いつも神を喜びほめ讃える生き方をしな

ければならないのです。イスラエルの民が律法の本当の意味を知った時、悲しみ憂えるのではなく「主

を喜ぶことはあなたがたの力です」と教えられました。すなわち、わたしたちに求められているのは、人

の前に正しく過ちのない生き方をすることではなく、共にいてくださる主を認め心から主を喜ぶ信仰なの

です。わたしたちも毎日飛び込んでくるニュースにさらされていると、知らず知らずの間にこの世の知恵

や知識によって考え、悩むようになりますが、みことばを心に蓄え、どんな時にも感謝と賛美に満たされ

た歩みをさせていただこうではありませんか。主を喜ぶことこそわたしたちの力なのです。

主が喜ぶことはあなたがたの力　（ネヘミヤ記　8章8～12節）

　2016年1月17日礼拝にて