主によって楽しみ喜ぶ　（ハバクク書　3章17〜19節）

　『いちじくの木は花咲かず、ぶどうの木は実らず、オリブの木の産はむなしくなり、
　　田畑は食物を生ぜず、おりには羊が絶え、牛舎には牛がいなくなる。 しかし、
　　わたしは主によって楽しみ、わが救の神によって喜ぶ。 主なる神はわたしの力で
　　あって、わたしの足を雌じかの足のようにし、わたしに高い所を歩ませられる。
　　これを琴に合わせ、聖歌隊の指揮者によって歌わせる。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ハバクク書　3章17〜19節）


　２０１４年も残すところわずかとなりました。主はあなたに何をして下さったでしょうか。またあなたは

主の前に何をすることが出来たでしょうか。現代はわたしたちが考えている以上に変化の著しい時代

です。わたしたちがどんなにがんばっても、もちろんひとりで生きていくことは出来ません。そのような

中、わたしたちは知らず知らずのうちに、目に見えるものや人の言葉に縛られ振り回されて、次第に

力を失い弱っていってしまってはいなかったでしょうか。聖書は、わたしたちはひとりで生きているので

はなく神に生かされていること、しかも一人ひとりが、神から使命を与えられ生かされていることを教え

ています。わたしたちがこの世のものや出来事によって喜び楽しもうとするならば限りがあり、結局満

足する事はできません。しかし、わたしたちが主によって生きていくならば、どんな困難や戦いの中から

も立ち上がることが出来、主こそわたしたちの力であることを知り、すべての事を主にあって喜び楽し

む事ができます。ですから、わたしたちがたとい弱く、貧しい存在であっても、わたしたちを愛してくださ

っている神によってこの年も生かされ、支えられ、導かれてきた事を心から感謝しようではありません

か。そして、神は来る年も、今まで以上に愛を持って導き、祝福して下さると信じ感謝しようではありま

せんか。

　2014年12月28日礼拝にて