生かしてくださる神 (使徒行伝 1章6〜11節)

 ただ、聖霊があなたがたにくだる時、あなたがたは力を受けて、エルサレム、
  ユダヤとサマリヤの全土、さらに地のはてまで、わたしの証人となるであろう。

                                    (使徒行伝 1章6〜11節


 イエス・キリストはよみがえられた後、自分の生きていることを多くの人々に示してから天に帰られ

ました。残された弟子達は、イエス・キリストのことばを信じて集り、その約束を待ち望みました。彼ら

にとってイエス・キリストとともに歩んだ日々は驚きと発見に満ちたものでしたが、どんなに危険や困

難があったとしても、主が共におられたことによる安心感は比べ物にならなかったはずです。たしか

に、弟子達にとって主の十字架への歩みは想定外であり、神の子救い主である方がのろいの十字架

にかかることなどあってはならないことでした。しかし、キリストの十字架の悩みと苦しみは、彼らのこ

の世の常識的枠組みを打ち砕き、自分の経験と知識による理解ではなく、神を信頼する事によって

前進する信仰の礎が築かれることとなったのです。イエス・キリストは、神が働かれる時にこそわたし

たちは力を受け、主の共に働いてくださっていることを証しをすることが出来る、と語ってくださってい

ました。わたしたちは今何を求めているのでしょう。それぞれにいろいろな夢や、実現すべき計画が

あるでしょう。しかし、神がわたしたちに与えてくださっている計画を信じ、神の恵みの御業に共に預

かる、わくわくするような生き方をさせていただこうではありませんか。
 2014年6月1日礼拝にて
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