主と共に生きる　（申命記　31章7〜8節）

　『モーセはヨシュアを呼び、イスラエルのすべての人の目の前で彼に言った、「あなたはこの
　　民と共に行き、主が彼らの先祖たちに与えると誓われた地に入るのであるから、あなたは
　　強く、かつ勇ましくなければならない。あなたは彼らにそれを獲させるであろう。主はみずから
　　あなたに先立って行き、またあなたと共におり、あなたを見放さず、見捨てられないであろう。
　　恐れてはならない、おののいてはならない」。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（申命記　31章7〜8節）


　先週はヨシュアを通して示された信仰の決断を学びましたが、今回はそのヨシュアに、神がモーセを通して

与えられた励ましを見ます。神は事を起こそうとする時、用いようとする人に信仰を求められます。それは知

識や経験から来る自分自身に対する自信ではなく、どんな時にも共にいてくださる神を信頼し、神に従うとい

う信仰の決断です。モーセにとって生涯をかけて学んだのは、どんな時にも神は共にいてくださり、先立って

導いてくださるということでした。だからこそ、後継者とした立てられたヨシュアに、主が共におられる事と、恐

れてはならないということを、すべての民の前で確認したのです。わたしたちの今もっている確信は何でしょう。

伝え聞いた知識ではなく、自分の体験した神の事実こそが人々の心に刻まれ、力となって行きます。つまり、

わたしたちも自分自身が信仰の決断をすることによって、続く人々に不安や恐れではなく、希望と喜びを伝え

るものとなることが出来るのです。神によって与えられたたった一度の生涯を、主と共に生きようではありま

せんか。

　2015年3月22日礼拝にて