主に立ち返ってその声を聞け！　（申命記　4章27〜31節）

　『しかし、その所からあなたの神、主を求め、もし心をつくし、精神をつくして、主を求めるならば、
　　あなたは主に会うであろう。後の日になって、あなたがなやみにあい、これらのすべての事が、
　　あなたに臨むとき、もしあなたの神、主に立ち帰ってその声に聞きしたがうならば、あなたの神、
　　主はいつくしみの深い神であるから、あなたを捨てず、あなたを滅ぼさず、またあなたの先祖に
　　誓った契約を忘れられないであろう。』
　　　　　　　　　　　（申命記　4章27〜31節）


　神はイスラエルを通して、命と祝福の約束を与えて下さいました。すなわち、わたしたちが神に従えば

祝福を与えてくださり、神を忘れれば困難と絶望を経験する事になります。間違えてはいけないのは、

神の祝福とは、わたしたちにとって都合のいい出来事ではなく、どんな中にあっても共にいてくださる主

によって与えられる平安です。だからこそ目の前に見えることだけで判断してしまうのではなく、わたした

ちに与えられている神の計画を信じ、神との交わりを通して与えられる確信に立つことが大切なのです。

知らず知らずの間に神から離れ、わたしたちが不安と恐れに支配されてしまっていたとしても、それに気

が付き、神に立ち返るならば、神はわたしたちに対する約束を忘れず恵みと慈しみをもって近付いてくだ

さいます。そして、わたしたちに、動かされる事のない土台とそれによって与えられる神の平安を与えて

下さるのです。しかも、この動くことのない土台こそ、今の時代を地の塩、世の光として生きる力なのです。

今一度、静まって主の声に耳を傾けさせていただきましょう。

　2015年2月1日礼拝にて