試練を喜べ！　（ペテロの第一の手紙　4章12〜19節）

　『愛する者たちよ。あなたがたを試みるために降りかかって来る火のような試錬を、
　　何か思いがけないことが起ったかのように驚きあやしむことなく、むしろ、キリストの
　　苦しみにあずかればあずかるほど、喜ぶがよい。それは、キリストの栄光が現れる
　　際に、よろこびにあふれるためである。・・・・・だから、神の御旨に従って苦しみを受
　　ける人々は、善をおこない、そして、真実であられる創造者に、自分のたましいを
　　ゆだねるがよい。』
　　　　（ペテロの第一の手紙　4章12〜19節）


　ペテロは、万物の終わりが近づいているから、努めて祈りなさいと語ると同時に、試練は主にあっては

幸いな事だとも語っています。わたしたちの生涯は、病やいろいろな弱さと共にあります。わたしたちが

どんなに頑張ったとしても、客観的に見れば盛んな時は一時で、多くの時を課題と責任、また弱さを背負

いながら生きることになります。だからこそ、わたしたちに命を与え、さらに罪の赦しと永遠の命によって、

わたしたちに将来と希望を与えてくれる神の約束を信じ、キリストの十字架を土台とすることが大切なの

です。キリストを土台とした生き方をすると、時には理解されず、その信仰のゆえに苦しまなければならな

いこともあります。しかしその苦しみを、キリストの苦しみを思って耐え忍ぶ時、キリストの喜びにも共に預

かれるのです。神を信頼するものとして、造り主に自分の魂をゆだねつつ歩もうではありませんか。

　2015年1月25日礼拝にて