大きな喜び！　（ルカによる福音書　2章8〜12節）

　2013年12月22日礼拝にて

　『御使は言った、「恐れるな。見よ、すべての民に与えられる大きな喜びを、あなたがたに伝える。
　　きょうダビデの町に、あなたがたのために救主がお生れになった。このかたこそ主なるキリスト
　　である。あなたがたは、幼な子が布にくるまって飼葉おけの中に寝かしてあるのを見るであろう。
　　それが、あなたがたに与えられるしるしである」。』
　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　2章8〜12節）


　わたしたちが輝いて生きるために、神が人としてこの世に生まれてくださったことを覚え、心から感謝

いたします。イエス・キリストの誕生は、人の悩みと苦しみの叫びに対する、神からの答えであり、ひとり

子を通して、神がどんなに熱心にわたしたちを愛してくださっているかを教えてくださいました。世の現実

は、人の知識と力に頼ることにより、次々と課題が迫ってきています。また、自分の置かれた環境や、

健康の問題によって、将来に不安を感じておられる方もあるかもしれません。けれども、神は、わたした

ちの置かれた環境や、熱心な生き方によって幸せを与えられるわけではなく、むしろ、どんな課題に直

面していたとしても、神を信じ受け入れる事により、何ものによっても動かされる事のない、神の平安を

わたしたちに与えてくださいます。羊飼いに神が御使いを通して与えられた知らせは、彼らの信仰によっ

てさらに大きな喜びとなっていきました。クリスマスの喜びは、いろいろな課題や病からの開放の喜びで

はありません。むしろ、どんな現実の中に生きていても、共にいてくださる神によって、罪赦され、神の命

に生かされ約束のゆえに、心から神を喜ぶことができるという恵みなのです。あなたは喜びにあふれて

いますか? 主はあなたのためにこの世に来てくださったのです!