主があなたと共におられます！　（ルカによる福音書　1章28〜33節）

　2013年12月8日礼拝にて

　『御使がマリヤのところにきて言った、「恵まれた女よ、おめでとう、主があなたと共におられます」。
　　この言葉にマリヤはひどく胸騒ぎがして、このあいさつはなんの事であろうかと、思いめぐらしていた。
　　すると御使が言った、「恐れるな、マリヤよ、あなたは神から恵みをいただいているのです。
　　見よ、あなたはみごもって男の子を産むでしょう。その子をイエスと名づけなさい。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（ルカによる福音書　1章28〜33節）


　ザカリヤとエリサベツに与えられた子供は、救い主イエス・キリストが誕生する前の大きな証しでした。

御使は、マリヤの前に現れたとき真っ先に祝福を告げました。しかしマリヤにとって、救い主誕生のため

に神が用意された方法は、想像を超えた大きな試みでした。ところが神は、そのすべてを「恵まれた女

よ、おめでとう。」という言葉で包み、どんなに大きな重荷であっても、それが祝福の基である事を教えら

れたのです。その根拠は「主が、共におられます。」です。わたしたちは目の前にある現実の重荷や課

題に、心を奪われ揺さぶられますが、大切なのは、主が共にいてくださるかどうかであって課題の大き

さではありません。マリヤが子を宿したことを知った、いいなづけのヨセフも、とても悩みましたが、御使い

は夢に現れ、主から出たことであることを教え、心配しないでマリヤを受け入れるようにと告げます。この

とき御使いは、その子が「インマヌエル」と呼ばれるようになることを予告しました。わたしたちの日常にも

いろいろな課題があふれています。しかし、「神われらと共にいます」というこの約束によって、勝ち得て

余りある祝福の毎日が約束されていることを忘れず、困難に直面する時「・・・おめでとう！主があなたと

共におられます。」と語ってくださる主を仰ぎ望む者とさせていただきましょう。