神の家族　（エペソ人への手紙　2章14〜19節）

　2013年11月17日礼拝にて

　『というのは、彼によって、わたしたち両方の者が一つの御霊の中にあって、父のみもとに
　　近づくことができるからである。そこであなたがたは、もはや異国人でも宿り人でもなく、
　　聖徒たちと同じ国籍の者であり、神の家族なのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（エペソ人への手紙　2章14〜19節）


　忘れてはならないのは、わたしたちがキリストに出合って救われる前は、この世にがんじがらめに

なり、滅びに向かっていたという事実である。しかし今は、キリストの十字架により罪赦されたことに

よって神のものとされ、永遠の命の希望に生かされている。だからわたしたちは、天に国籍を持つも

のであり、キリストのものであり、同じようにキリストにある者と神の家族なのである。すなわち、この

世においてどのような困難や戦いを抱え、孤独であるように見えても、わたしたちがキリストにしっか

りとつながり、キリストの者とされているならば、この世のだれが否定しようとも、わたしたちは神の家

族なのである。だからこそ、この世の見えるものに頼ったり、自分自身の経験や力に希望を置くので

はなく、目に見えないが確かにわたしたちの内に生きそして働いてくださる、しかもキリストを通して

一方的な恵みの救いを用意してくださった神にのみ、希望を置くものとさせていただきましょう。今年

もクリスマスが近づいていますが、主の救いをどう伝えるかというよりも、主の救いと恵みの約束をど

のように喜び楽しむか、また神をどのようにほめたたえるかが大切なのです。わたしたちの神の前に

おける感謝と喜びこそ生きた証として用いられるはずです。