神の賜物である救い　（エペソ人への手紙　2章1〜10節）

　2013年11月10日礼拝にて

　『あなたがたの救われたのは、実に、恵みにより、信仰によるのである。それは、あなたがた
　　自身から出たものではなく、神の賜物である。決して行いによるのではない。それは、だれも
　　誇ることがないためなのである。わたしたちは神の作品であって、良い行いをするように、
　　キリスト・イエスにあって造られたのである。神は、わたしたちが、良い行いをして日を過ごす
　　ようにと、あらかじめ備えて下さったのである。』
　　　　　　　　　　　　　　　　　　（エペソ人への手紙　2章1〜10節）


　わたしたちは、それぞれの人生を生きていますが、突き詰めてみるとだれもが平安を求めています。

穏やかな生き方であっても、激しい生き方であってもその根底には、魂の安心を求める心があるので

す。しかしわたしたちは見た目の安定を求めてこの世と妥協し、何とか望むものを得ようとしますが、い

つも不安にさらされてしまいます。しかし、神はわたしたちを、人の知識や努力によって救おうとはなさ

らず、むしろわたしたちの罪がどんなに大きかったとしても、一方的な神の恵みによりわたしたちに救い

を与えてくださっているのです。それはわたしたちが誇り、高ぶることなく、神の恵みによって生かされ

ていることを認め、神のものとして喜びと感謝を持って生きていくためにほかなりません。わたしたちは

神の作品であり、神の栄光を表す者としていかされているのです。目に見えるところは不安と戦いがあ

ふれていても、主なる神がわたしたちの味方であることを覚え、信仰による平安をいただいて主に従わ

せていただこうではありませんか。